9月7日午後11時32分、秋の3番目の節(jié)気「白露」を迎える。この頃になると、少しずつ涼しくなり、夜には大気が冷えて、草花や木に露が宿り、それが白い露のように見えるため、「白露」と呼ばれる。

　中國最古の詩篇「詩経」には、「兼葭萋萋たり、白露未だ晞（かは）かず。所謂伊の人、水の畔（ほとり）に在り」という詩があり、「白露」に対するロマンチックなイメージが描かれている。

　秋風が心地よく、秋の気配が深まる「白露」の頃になると、ヒシグイやツバメといった渡り鳥が中國北方エリアから南方エリアに移動する。また、鳥たちは豊かに実った秋の実をたくさん食べて、越冬の準備を始める。

　朝露が白く輝く今の時期は、農(nóng)家にとっては「農(nóng)作物が実って田畑が黃金色に染まっていく」時期であり、豊作を願う思いが葉う季節(jié)でもある。

　1年の中で晝夜の寒暖差が最も激しくなる今の時期、寒気の活動が活発になり、日に日に涼しくなるため、狀況に応じた服裝を心がけて、風邪をひかないように注意しよう。